“黒染め”を楽しむ
FROMSTOCKは、“黒染め”という手法を使用しています。
パッチワークやリメイクなどと異なり、プロセスがシンプルで新たな廃棄物が出ない上、元々の洋服にダメージがあったとしても、黒染めによって独自の風合いへと変化します。“黒染め”を担うのは、環境に配慮した設備を整えた日本有数の染工所「大染」。使用する染料にこだわり、きちんと排水管理を行うことで環境への負荷を低減させています。
「大染」では、洋服の素材や特性に合わせ、染めの種類を使い分けており、一品一品異なる仕上がりになります。“染料染め”において、綿素材には浸透しつつも、ポリエステルを利用するステッチの部分やラバープリントの部分は染まらないため、出来上がった服はまた違った表情を見せてくれます。“顔料染め”において、化学繊維まで染まるため、カジュアル感や洗いざらしの風合いを楽しんでいただけます。
新たなロスを生まないために。
FROMSTOCKのネームをめくると、元のブランドのネームがそのまま残されています。ネームを外す工程を加えると、糸くずが出て染め窯が詰まる恐れなどがあります。そうした新たなロスを生まないために、元のブランドネームもそのまま存在しています。
できることから、始める。
FROMSTOCKでは、商品だけではなく、ブランドに関わる資材も、できるだけ環境に配慮した素材を採用しています。石灰石からできる紙「LIMEX」を下げ札や店頭ポスター、パンフレットといった資材に用い、限りある資源を有効に使用していきます。商品パッケージのプラスチックは、生分解を促す「P-Life」を添加することで、環境に優しく二酸化炭素や水に変化します。